TOEFL ibt とは…

米国教育団体が主催するTOEFLibtは英語能力判定試験のひとつで、大学のキャンパスや教室といった実生活でのコミュニケーションに必要な、「読む」「聞く」「話す」「書く」の4つの技能を総合的に測定するテストです。

アメリカ、カナダ、イギリス、オーストラリアなどの英国圏の大学の入学や移民申請をするのに必要なテストという意味では、IELTSと同じですが、TOEFLはアカデミックモジュールのみです。

最近ではIELTSの知名度が高まっていますが、TOEFLはキャンパスライフや講義などにちなんだトピックが多いので、大学に入学する時に最も役に立つテストと言えます。

TOEFLは日本でも知名度は高いですし、英語能力の証明としてTOEICと並んで人気のテストです。

試験実施回数と受験料

日本では毎週土曜日、日曜日に開催されているのでかなり頻度の高いテストと言えます。試験日の6ヵ月前から7日前まで申し込みが可能です。受験料は日本円での表示になりましたが、$275ですので、その時の換算レートによって異なります。申込済みのテスト日やテスト会場の変更もテスト日の4日前まで可能ですが、、変更手続きにはUS$60の費用がかかります。4日前にキャンセルした場合は受験料の半額が返金されます。受験回数に制限はありませんが、次の試験まで12日間の期間をあける必要があります。

テスト概要

TOEFLには2つのフォーマットがあります。コンピューター上で行われるTOEFLiBTとペーパー版、筆記試験であるTOEFLぺーバー版テストです。98%がTOEFLiBTを受験している状況で、コンピューターにアクセスができない地域にのみTOEFLペーパー版が実施されています。試験科目は、リーディング、リスニング、スピーキング、ライティング。所有時間は約4時間から4時間半。スタート時間はだいたい9時半からですが、案内される順番によって10時になたりします。筆記用具(ノートをとるためのぺーバーやペンシル)は準備されていますので持参する必要はありません。長い試験ですが、合間に10分間の休憩があります。が、昼食をとる時間は設けられていません。

テストの流れ

リーディング 60分~80分(3-4パッセージを読み36問から56問の問題をとく)

リスニング 60分~90分 (キャンパスの会話・講義を聞き、合計34問から51問の問題をとく)

休憩10分

スピーキング 20分 (6つの課題について答える) INTEGRATED TASK/統合型課題アリ

ライティング 50分 (タスク1と2) INTEGRATED TASKアリ

科目別 評価基準

各 Reading, Listening, Speaking, Writing セクション30点満点で合計120点満点のスコアになります。

Reading は3パッセージであれば60分 、4パッセージにあれば80分の時間割です。4パッセージの時は、どこかの1パッセージ分採点されない問題(ダミー問題)が含まれます。「どのパッセージがダミー問題か」は残念ながら分かりません。また、スコア換算表も公表はされていませんし、問題の難易度によって点数が変わると言われています。しかし、大まかな換算方法はあります。1つのパッセージあたり15問、3パッセージで45問、これをTOEFLのスケール1~30で表します。とすると、1問当たりおよそ0.5となります。

Raw Point (素点) 間違い Total Scaled Score (総合得点)
45 0 30
44 1 29-30
43 2 29
42 3 29
41 4 29
40 5 28
39 6 28
38 7 27
37 8 27
36 9 26
35 10 25-26
34 11 25
33 12 24
32 13 23
31 14 23-22
30 15 22-21
29 16 21-20
28 17 20-19
27 18 19-18
26 19 18-17
25 20 17-16
24 21 16-15
23 22 15-14
22 23 14-13
21 24 13-11
20 25 12-10
19 26 11-9
18 27 9-8
17 28 8-7
16 29 7-5
15 30 5-4

Listening の制限時間は60分~90分、通常は(会話、講義、講義)×2セットで60分ですが、リーディングと同様にダミー問題がある場合は3セットで90分となります。リスニングダミー問題の方がリーディングダミーよりも頻出されます。リーディングと同様、ダミー問題が一番最後にくるとは限りません。通常、1セット17問で制限時間が10分です(解答時間のみ)。合計34問の出題です。

Raw Point (素点) 間違い Total Scaled Score (総合得点)
34 0 30
33 1 30-29
32 2 29-27
31 3 27-26
30 4 26-25
29 5 25-24
28 6 24-22
27 7 22-20
26 8 20-19
25 9 19-18
24 10 18-17
23 11 17-16
22 12 16-15
21 13 15-14
20 14 14-13
19 15 13-12
18 16 12-10
17 17 10-9
16 18 9-8
15 19 8-7
14 20 7-6

Speakingは6つの質問で構成されています。1つの質問に対する回答は、各2名の評価者が
6つの質問に対して0~4点スケールで採点し、合計24点(素点)となります。これをトーフルスケールの30点に変換します。TOEFLのスピーキング4つの採点基準には

  1. General description:概要―全体的に質問に答えているかどうかが判定される
  2. Delivery :話し方(流暢性、発音やイントネーション)が判定される
  3. Language use:文法の正しさと適切な語彙の使い方が判定される
  4. Topic development:話の論理的な展開が判定される

に分けられます。TOEFL公式スピーキング採点ガイドはこちら。

Raw Point(素点) Total Scaled Score (総合得点)
4.00 30
3.83 29
3.66 28
3.50 27
3.33 26
3.16 24
3.00 23
2.83 22
2.66 20
2.50 19
2.33 18
2.16 17
2.00 15
1.83 14
1.66 13
1.50 11
1.33 10
1.16 9
1.00 8

Writingは課題が2つで合計50分。①Integrated taskと②Independent taskで構成されています。どちらも0~5点で評価され、人間の採点官とコンピューターによって採点されます。最終的に2つの平均点を統計処理し、0~30のスコアへ換算します。2つの課題の評価基準は、development「文章構成・展開のわかりやすさ」、organization「文章のまとまり・一貫性」、grammar and vocabulary「文法・語句の使用の適切さ・正確さ」です。①Integrated taskにおいては、その他にも accuracy and completeness「内容の充実さ・正確さ」も求められます。

 

Raw Point(素点) Total Scaled Score (総合得点)
5.00 30
4.75 29
4.50 28
4.25 27
4.00 25
3.75 24
3.50 22
3.25 21
3.00 20
2.75 18
2.50 17
2.25 15
2.00 14
1.75 12
1.50 11
1.25 10
1.00 8

科目別テスト内容・設問タイプとその対策法

☑Reading :

約700語前後のアカデミックな内容のパッセージが3~4つ出題されます。パッセージの内容は生物学・天文学・社会学・歴史・教育・原子など多くの専門単語を含むアカデミックな内容のみ。

問題形式は大まかに10に分けられます

語彙問題

代名詞(指示語)問題

文章挿入問題

④ 段落要約問題

⑤ 文章言い換え問題

⑥ 内容一致問題

⑦ 内容不一致問題

⑧ 推測問題

⑨ 意図問題

⑩ 表の穴埋め問題

語彙問題とは…

単語やフレーズの意味について問われる4択。

問題例】
The word “poised” in paragraph 1 is closest in meaning to

Ⓐ interacting
Ⓑ sitting
Ⓒ blowing
Ⓓ poisoning

問題例2】
The word “forced” in paragraph 2 could best be replaced by

Ⓐ obliged
Ⓑ required
Ⓒ pushed
Ⓓ commanded

対策】
単語は複数の意味を持ちます。文脈に合った意味と同じものを選択します。単語の意味が分からない場合は、文脈から想像して意味が通じるものを選択します。

代名詞(指示語)問題とは…

指示語 (代名詞の主格、所有格、目的格-they, their, them など) が、具体的に何の固有名詞を示しているかが問われる問題です。

問題例】
The word “that ” in the passage refers to

Ⓐ a disease-free environment
Ⓑ this watery barrier
Ⓒ virulent epidemic diseases
Ⓓ the Ocean

対策】
まずは、上記のように単数や複数で分かる場合もありますが、複数形の指示代名詞の場合、選択肢は全て複数形の場合が多いのでそれだけでは判断できないことが多い。代名詞とは前に出てきた固有名詞の代わりに用いられるものです。例えば、AIKO is a student. She goes to MAE to learn English. 必ず、前の名詞から答えを探しましょう。何個か候補がある場合は、その固有名詞を当てはめて意味の通じるものを選びます。

文章挿入問題とは…

本文から抜き出された一文を段落の適切な所に当てはめる問題。どこに入れるかは、4つの■で表示されています。適切な場所を選ぶには、①挿入される文のキーワードを探して、②本文の前後を読んでしっくりくるか、関連性があるかを見極めて ③消去法で一番適切なものを選びます。

問題例】

対策】

ここでのキーワードは One brother とthe remaining brotherとなりますが、本文でそのことが述べられているのは

two royal brothers です。というとその前後となりますが、本文は “According to another legend, xxx”で書き始められています。「別のレジェンドによると」ということは「別のレジェンドのことについての大まかな説明がくる」と思ってください。英語はいつも大まかな説明➾詳細(例など)という順番できます。